着ぐるみスタッフ

ゆるキャラブームにより仕事が増加中

着ぐるみスタッフは、企業やお店のキャンペーンやイベントでキャラクターのぬいぐるみを来てお客さんにサービスをするという仕事です。

最も有名なものが東京ディズニーリゾート内での園内キャラクターですが、その他にもここ近年のゆるキャラブームのために各地でスタッフが募集されています。

着ぐるみスタッフはアルバイトとして募集されるときには「イベントスタッフ」などと記載されていることが多く、他のイベントに必要な人員と一緒に募集をされそこから着ぐるみを担当する人が振り分けられるということもあります。

ただし着ぐるみスタッフはチケット切りや人員誘導などといった仕事とは全く異なる業務を担当することになるので、いきなり担当させられるのではなく経験者や体力や体格的に向いている人が優先的に採用されます。

大きなイベントになると着ぐるみ担当は一人だけではなく複数が交代で中に入るということもよくあり、実際に着て仕事をする時間はそれほど長くはありません。

かなり体力を消耗する分給与も高い

だいたい想像することができると思いますが、着ぐるみスタッフはかなり体力を消耗する仕事です。
最近の着ぐるみはかなり技術も向上しており、少し以前のものと比較してかなり重量が軽く中で動きやすくはなっているものの、それでも実際に着てみるとずっしりとのしかかるような重みを感じます。

またその着ぐるみを着ている以上は特定のキャラクターになりきらないといけないので、子供が集まってきたときにはどんなにつらくても楽しげに振る舞わないといけません。

もっともつらいのは夏場の屋外でのイベントで、可愛らしいキャラクターの内側では屈強な男性が汗だくになって動き回っているということも珍しくありません。

実際に着ぐるみの中で脱水症状になってしまい救急車に運ばれるようなケースもよくあるので、決して無理をせず自分の体力の限界を意識して働くということが大切になってきます。

着ぐるみが登場するイベントの多くは土日祝日に開催されているので、会社員や公務員など決まった休みがとれる仕事をしている人にとってはおすすめの仕事と言えます。
体力的にはかなりきついですが、その分給与額は高く週末の数日をシフトで入ればかなりまとまったお金を得ることもできます。

適正としてはまず体力があるということが前提ですが、その他にも子供たちに対してにこやかに振る舞うことができることや、キャラクターになりきった動きをするための演技力も必要になります。

相手からは自分の顔は見えないとはいえ、仕草はかなり中にいる人の感情が現れるので明るくイベントが好きなタイプでないとちょっとつらいと感じることもあるかもしれません。