フィットネスクラブスタッフ

メイン業務は受付スタッフ

クラブへの来館者の受付けや新規見学希望者の案内、館内の簡易掃除がメインの業務で、施設によりプール監視、スポーツ用品の販売等を兼ねるケースもあります。
肉体労働の副業というイメージを持ちやすいのですが、実際には接客業や事務的作業が中心です。
その点に着目すれば特殊な技能を求められる仕事ではありません。

ただ雑務は多く、受付けに座っていればOKという仕事ではなく、接客スタッフとして訪れる会員や見学者の求めに応じ、フットワーク良く動き、顧客とのコミュニケーションを上手に取れる方に向く仕事です。
接客相手の顧客は全世代に及びますので、さまざまな話題を持ちスムーズに接することが必要で、他の仕事で接客経験を有していても、スポーツ関連という特殊性からある程度の慣れが求められます。

事務職としての高い時給は望みが薄い

時給は他の副業に比較してやや低めと言え、給与面では副業として多くを期待できません。
実際の時給はクラブによって違いがあるため一概には言えませんが、副業として行う場合は一般的に800円、良くても1,200円程度だと言われます。

ただし、深夜まで開館して遅くまでスタッフが待機するクラブでは、22時以降に一定の手当てとして時給に加算されるクラブもあります。
都心にある24時間営業のクラブで、週末の夜間勤務をこなし、月に5万円程度を得るサラリーマンも存在します。
クラブ内ではスタッフ同士のコミュニケーションが比較的スムーズにいきますので、対人関係での悩みは少ない職場と言われます。

スポーツインストラクターを目指すことも可能

このクラブでのスタッフは大きく2つのタイプがあり、受付や案内等事務関連業務に携わる運営スタッフとそれぞれ専門のアクティビティ担当として使い方などを会員に教えるインストラクターの2つです。
副業としてスタッフの事務業務に携わりながら指導者の研修を受けたり、資格を取得したりしてインストラクターとなる方もいます。

インストラクターとしてクラブに採用されるには、何らかの突出した能力やキャリアが求められますが、副業であってもクラブスタッフとして勤務したキャリアは役立つのです。
スポーツが好きで、将来スポーツに関する業務に携わりたい方にとっては、研修や資格を取りながらインストラクターを目指せるこの仕事は、副業として人気です。

副業としてフィットネスクラブスタッフを経験した方の感想

フィットネスクラブスタッフ経験者に感想を聞くと意外な面も見えてきます。
例えばジムで販売しているスポーツ用品が安価に購入できたという意見や、テニスが趣味の方で新モデルのラケットが発売されると同時に、試し打ちが出来る機会に魅力を感じたという方もいます。