せどり

古書を古本屋で購入してネットで転売

副業として平成16年頃から話題となり出した「せどり」は、ブックオフ等の古書店で安価に仕入れた本をアマゾンやヤフーオークションなどに出品して、売れたり落札されたりすれば、入金後に梱包して発送して利ザヤを稼ぐことです。

「せどり」の意味は、商品の取り次ぎで中間マージンを得る事を指し、競争の意味合いで「競取り」の漢字表記もします。
初心者の副業にはハードルが低いので、「初心者の副業」とネット検索をすれば、必ず複数の「せどり」関連ブログがヒットします。
これは安くモノを買って高く売り、マージンを得るという単純な仕組みが手を付けやすいという理由からです。

サラリーマンでも月に10~20万円の副収入が可能

安く購入する商品の数量と品質により、ひと月に収益が100万円を超える猛者もいます。
サラリーマンでも週末にフル稼働が可能なら、月に10~20万円稼ぐ方は珍しくありません。
「せどり」にかける労働時間は週に仕入れで3~6時間、出品手続きに1時間、発送準備に3時間、合計7~10時間といったところです。
月に数十万円も稼ぐ方は、出品手続きと発送準備作業は業者に委託しているケースが多いです。

参入のハードルは低いがライバルは多い

副業として「せどり」がおススメできる最も大きな理由は参入のハードルが低いからです。
ネット上で販売の斡旋をするアフィリエイトも副業となりえますが、参入ハードルは比較的高目です。
それは既にネット上にはありとあらゆる範疇のサイトが作られており、後発で同種のサイトを立ち上げても、収益を上げられる可能性は限定的と言えます。
その点、せどりはブックオフで安く古書が仕入れられ、アマゾンでは高く販売できるという簡単な仕組みのため、ビギナーが後発で始めても間に合うのです。
ただし留意が必要なのは、参入のハードルが低いということはライバルが多いという事に直結しますので、その点はデメリットとなります。

副業として「せどり」を開始する手順

第1に、古本の値打ちを知ることで、古本を販売するアマゾンで自分が持っている書籍がいくらの値段で販売されているか確認しましょう。
発刊日が新しければ高値が付く傾向があり、実用書はネオチが少なく、絶版の書籍はプレミアつきで高値で売買されています。
自宅の書棚の本の中にも予想外の値段が付くものも見つかります。
とりあえず自宅の書棚の本を販売してもよいのですが、それでは大した数量は確保できません。

第2に、そこで「せどり」ではブックオフ等の古書販売店で効率よく仕入れます。
ブックオフでの古本探しは宝探しの様なもので、如何に高値で売れそうな本を安く買えるかが、「せどり」の妙味です。
第3に自由に値段を決定できるアマゾンやヤフーオークションに出品して、売れれば発送します。