パズル作家

主にクロスワードパズルを作成する

雑誌や新聞、パズル専門誌などに掲載されるクロスワード、漢字パズル、ナンプレ等を作成する仕事で、多くのタイプのモノがありますが、メインの案件はクロスワードです。
本屋さんにはクロスワードパズルのコーナーが設置されていたり、新聞各紙でも毎週末の付属別版に載せられていたりするぐらいにポピュラーなものとなっています。

出版社や新聞社の編集部の社員が時間をかけて作成するより、クイズが好きな方に作成してもらった方が、効率的に安く作れるという側面もあります。
そのような事情を背景にパズル作家という仕事が成り立ち、副業として作る方が増えているのです。

1つのパズル当たり2,000~1万円程度の報酬

各出版社は読者からの投稿作品に注力しており、専門家顔負けの興味の持てる魅力的なパズルも多く、投稿パズルが50パーセントを超える雑誌も登場しました。
人気のクロスワードパズル作成の報酬は1作品当たり2千円~1万円程度が相場です。
医療や子育て、法務といった専門性の高いものや完成度の違いでも報酬は影響を受けますが、概ねこの範囲です。

この仕事は在宅で空いた時間に自分のペースで作業ができる事や簡単なモノなら1時間も要せず出来上がる事、好きな方は趣味の延長で取り組めることから人気の副業です。
ただし、人気が高い副業なので、初心者が新規に参入しようとしても、採用のハードルは高く、門は狭い状況です。
そこまで副業にと思わないのであれば、雑誌などの投稿として作り始めてはいかがでしょう。

副業でパズル作家を目指す場合の手順

人気のクロスワードのテーマは時事関連の人気が高く、新聞などを読み、ニュースや話題の情報収集は必須事項です。
パズル作家は在宅でゆっくり作業ができるイメージもあるのですが、新聞・雑誌は発売頻度が多くスピードが速いので、常に情報を収集して、時代に沿ったパズルがいつでも作れるように準備が必要です。

仕事のフローはおおむね次のようになります。
1.パズル専門雑誌に作品を投稿したり、パズル雑誌の編集者にアプローチしたり、出版社のアルバイトとして登録したりします。
2.ネットでもパズル作家を募集している会社のホームページが見つかることもありますので、検索してみればよいでしょう。
うまくスタート出来ても最初のうちは、パズルの作成依頼は月に数件あれば順調な方で、その後は実力次第で依頼が増えていくという事になります。
3.作成依頼や作品の受け渡しは、メールでのやり取りが中心で、会社側が納品データをチェックし、承認後に報酬が入金となります。

パズル作成の方法やポイント

それぞれのパズルについては、作成方法のポイントを紹介したホーページが見つかりますので、ビギナーでもコツを覚えれば、場所を選ばずにいつでも作成が可能となります。
本格的なクロスワード作成に挑戦するのであれば、専用の辞典が用意されていますし、プロの養成講座も開かれています。