カーシェアリング

個人所有の車を有料で貸し出す

近年、保有する自家用車を有料で貸したい個人オーナーと必要なときに車を借りたい個人が気軽に自家用車を貸し借り出来るカーシェアリングが人気になっています。
例えば、休日のみ自動車を利用する自動車オーナーが平日に借りたい個人に有料で貸し出す事で副収入が得られるのです。
カーシェアリングを開始する動機は、自家用車を使わないときに貸して副収入を得たいという方が大半を占めます。

一方の借り手側は、日ごろは公共交通機関で十分だけど、旅行には車が使いたい。
せっかくなら好みの車に乗りたいけど、レンタカーの「わ」ナンバーは使いたくない、といったニーズが背景に存在します。
このように個人間で特定のモノをシェアするサービスは自動車のみならず、バイクや自転車、部屋、ブランドバッグや貴金属製品など幅広く支持されています。

単価は安くても数日貸せば意外な金額に

自動車のタイプやスペックによって料金は違うのですが、一般的には平均1日3千円~1万円が相場と言われています。
料金は自由に決定できますので、高く設定することも可能ですが、比較的低い方が借り手は多くあらわれます。
多くの借り手は2~3泊以上のケースが多いことから、仮に1日5,000円に設定した自動車を2泊3日で月に3回貸せば、1か月で4万円以上の収益になります。

遊んでいる車を貸して小遣い稼ぎができるので、十分納得出来る金額ではないでしょうか。
自家用車の保有は全く利用しなくても、駐車場代や点検費用、車検コスト、保険代、税金が重くのしかかりますので、負担は軽くありません。
この負担を和らげる意味でも、自家用車の遊休時間を上手に利用するカーシェアリングは検討すべき方法です。

借り手との連絡が主な作業時間と流れ

カーシェアリングに当たり特段の作業時間はいりませんが、借り手との打ち合わせの連絡をしたりする処理時間が作業時間になります。
実際の流れは、最初に国内に複数あるエニカやグリーンポット等の仲介サービス業者に会員登録をして、料金などの諸条件を設定して自家用車を出品し、借り手からのオファーを待ちます。
オファーがあり、互いに条件が折り合えば契約をして借り手側と自家用車の受け渡し方法等を打ち合わせます。

その後、借り手と打ち合わせた時間・場所で自家用車を貸し出し、後日、代金が口座に振り込まれます。
必要な費用は、借り手との取引が成立した際に、その契約価格の数パーセントを仲介サービス業者に支払う仕組みが主流です。
貸出料金の相場は、トヨタのミニバンのアルファードが1日7,000円、日産のミニバンのエルグランドが1日5.500円、ホンダのセダンのインテグラが1日6,000円程度です。