スーパーの店員

細かく分業されているスーパー店員業務

日常的な食料品や生活雑貨を取り扱っているスーパーマーケットは各地域で頻繁に人員を募集しています。
スーパーマーケットのほとんどが、店長と数人の正社員、それに全体の8~9割近くになるアルバイト・パートスタッフによってお店を回しています。

スーパーの仕事とよく似たものにコンビニの仕事がありますが、コンビニエンスストアでは少ないスタッフが交代で全ての仕事を行うことになっているのに対し、スーパーマーケットではそれぞれの部署により担当する業務が細かく分類されています。

スーパーマーケットの求人案件を探してみればすぐにわかりますが、業種が「レジ」「青果」「鮮魚」「精肉」「惣菜」といったように部署が細かく分類されていることがわかります。

部署によって時給額に差がついているということもあり、過去の経験などによって配属される場所もまた異なってきます。
初めてスーパーの仕事をするときに最初に配属されることが多いのがレジ打ちですが、これは持ち込まれる商品をどんどんバーコードで読み込みそれを会計していくということを行います。

ただしコンビニと異なり、スーパーでは生鮮食品を取り扱っていることから必ずしもバーコードがついているわけではありません。
複数購入で割引になるなどそれぞれその日によって異なる会計方法もあるのでそうしたことを細かく覚えなければいけないという難しさがあります。

裏方の仕事も想像以上に大変です

スーパーの業務としてもう一つ数多く募集されているのがいわゆるバックヤードでの作業です。
スーパーではただ届けられた商品をそのまま品出しをするというわけではなく、お惣菜を調理したり、精肉や鮮魚類をグラムごとに切ってパックに詰めて出すということが必要です。

そうした調理や品出しはレジでの接客に比べて楽なイメージもありますが、実際には立ちっぱなしで重いものを運んだりといった重労働です。

特に夏場の暑い時期の揚げ物や、寒い時期の精肉・鮮魚の切り分けといった作業はかなり過酷なものがあり体力に自信がない人にはとてもおすすめができません。

一方で料理が苦手という人であってもお惣菜コーナーに勤務をすることは十分に可能です。
スーパーで行う惣菜業務というのは一人でいくつもの料理を作るのと異なり、ただ流れ作業的に決められた時間や手順で食材を加工していくという仕事です。
そのため最初に手順を覚えれば料理の得意不得意は関係なく平均的に決められた惣菜を作っていくことができます。

基本的にはどの部署に配属になるかは最初に希望をしたところに配属されていき、あとから移動になるということはほとんどありません。
ですのでアルバイトで入るなら自分が長く続けられるところを選ぶのがよいと言えます。