人力車のスタッフ

東京・浅草だけじゃない人力車スタッフ募集

観光地でしばしば見かけるのが人力車です。
最も有名なのが東京・浅草で、浅草の雷門周辺にはタクシーのようにお客さんを待つ人力車の列ができています。

人力車を引く仕事をする人を「車夫(俥夫)」と呼ぶのですが、これらは文字通り人力を使って車を引き乗っている人を運ぶことをなりわいとしています。

車夫という仕事が誕生した歴史は古く、明治~大正の時期には非常に多く活躍をしました。
昭和になってからも自動車が人の足として主流になるまではかなり多くの場所で使用されていましたが、現在では観光用の人力車のみとなってしまいました。

人力車は浅草以外にも京都・嵐山や東山、北海道・小樽、鎌倉、倉敷、などといった地域でも観光用として営業しているので全国各地で募集を探すことができます。

車夫の仕事は当然のことながら大変体力が必要であり、一人用の人力車だけでなく二人乗りのものもあるのでそうしたものを自由に扱えるようになるためにはかなりの経験が必要になってきます。

仕事は車夫専門の人材派遣会社に登録をし、そこで基本的な講習を受けたのちに実際に公道に出てそれぞれお客さんをとることになります。

高度な接客技術が問われる仕事でもあります

車夫の仕事は力仕事という側面ばかりが目につきますが、実際には繊細な接客技術も同時に求められます。
これは人力車を利用するお客さんは単なる移動目的ではなく観光をするために利用をしますので、移動をしながらも観光のポイントなどを案内していくことも仕事になります。

最初の研修でそのあたりの案内の方法については教えてもらえますが、自分なりに個性を生かした方法にしていかなければお客さんに高い満足感を与えることができません。

そのため車夫としての適正は「体力がある」ということに加えて「人と話すのが好き」「相手の希望していることを察することができる」といったコミュニケーション能力が挙げられます。

また観光用の車とはいえ、許可を受けて公道を走行する乗り物ということから強い安全意識が必要になります。
人を運んでいるときに事故などを起こしてしまっては一大事ですので、交通ルールを守るということはもちろん、乗っている人にとって心地よい走行ができるように気をつけていく細やかさが求められます。

観光地での仕事は連休など繁盛をする時期が決まっているので、休日や祝日に行う副業としても便利です。
ここ最近は外国人の観光客も急増しているので、英語など語学の能力がある人も車夫として高い需要があります。

もともと体力に自信がある人であっても最初のうちは慣れずに足がパンパンになってしまったりします。
しかし続けていくうちに自然に足に筋肉が付き、車夫らしいたくましい体が作られていきます。